【ウルトラライトの入門ギア】カスケードワイルドのテーブルのレビュー

カスケードワイルドの軽量テーブルが気になる。今まで倍以上のサイズのテーブルを使っていたので、このサイズで収まるか不安。ULすぎない目線でこのテーブルの使用感が知りたい。

こういった疑問に答えます。

本記事の内容

  1. ウルトラライトの入門ギアとして最も手軽に導入できるモノの1つ
  2. 軽量ゆえ癖はあるが、使えないほどではない
  3. サイズに不安なら2つ買うことで連結可能
  4. ウルトラライトの足るを知る文化に触れることができ、軽量化のトリガーになる

この記事を書いている私は、バックパックキャンパー兼ハイカーとしてテント泊の際はベースウェイトで12~15kgぐらいのザックを背負っていました。
特に重いギアを選んでいた自覚はなく、なるべく軽量コンパクトな物を選んでいた「つもり」でした。

現在はULの基準である10ポンド、約4.5kgに収まっています。
より軽量化を進めた方からは「まだまだ」と思われるかもしれませんが、元の重量から考えると大きな前進です。
そのキッカケになったギアがカスケードワイルドのウルトラライトフォールディングテーブルでした。

存在自体は以前より知ってはいました。 ただ、チープな見た目とガチのUL用というイメージからなかなか手を出せずにおりました。
実際に使ってみると、「万能ではないが、意外と行けるかも?」と感じました。 そういうわけで「ガチ」すぎない目線でカスケードワイルドのウルトラライトフォールディングテーブルをレビューしたいと思います。

ウルトラライトの入門ギアとして最も手軽に導入できるモノの1つ

ウルトラライトのギアといって、何を思い浮かべるでしょうか。
フレームレスのバックパックや、最新生地を使用したモノポールシェルターなどではないでしょうか。 UL系ギアの多くに共通することは「高価」だけど「癖があって使いこなすのが難しい」ということです。
フレームレスのバックパックであるならば、クローズドセルのマットをフレームがわりに使ったり、パックウェイトを抑える必要があります。 また、モノポールシェルターの場合、結露の不安や対応するトレッキングポール を用意するといったことを意識する必要があるでしょう。
「使いこなすこと」ができるのであれば、これらは大幅な軽量化に寄与しますが、この「癖」を受け入れられるのかという点に関しては正直なところ、試してみなければわかりません。ただ、如何せん高価であるといったことから気軽に試せないということがハードルの高さとなっています。

税込み2000円を切る手軽さ

上記のギアならば何万円もするモノばかりですが、このテーブルは税別1700円。
ULの世界では100gの重量を削るのに100$掛かるなんて言われておりますが、カスケードワイルドはどうでしょうか。
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画像は私の保有している定番どころのソロテーブルのサイズ比較です。
スペックに関しては下記の表に記載いたしました。

SOTOのフィールドホッパーと比較しても330g、だいたい缶ビール1本分ぐらいでしょうか。
アルミロールテーブルと比較すると635gと更なる軽量化を図れます。
逆にテーブルは嵩張るから持っていかないという猛者も1700円かつ65gという手軽さなら検討の余地は生まれるのではないでしょうか。< br>

メーカー プロダクト名 価格 重量
キャプテンスタッグ アルミロールテーブルコンパクト 3500円 700g
SOTO フィールドホッパー 4800円 395g
カスケードワイルド ウルトラライトフォールディングテーブル 1700円 65g

テーブルに不満があっても致命的な影響を受けない

ザックやテント、それにスリーピングアイテムなど、もしぶっつけ本番で試してみて合わなかった時、それぞれ致命的な影響があるでしょう。
ただ、今回のモノはテーブルです。せいぜい、「ちょっとストレス」を感じる程度。
まずはちょっとした置き換えから始めてみませんか。

軽量ゆえ癖はあるが、使えないほどではない

こればっかりは仕方ありません。どんな物も一長一短。
許容できるかはそれぞれの判断ですが、私の感じた事を書きます。

重い物を載せたときの不安定さ

構造上仕方がありませんが、不安定です。 だいたい500gほどの重量の物を載せると沈み込みます。

アルコールストーブを直置きで使ったら少し溶けた

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非推奨ですが、アルコールストーブを直置きした際に少し溶けました。
上記の不安定さもありますし、非推奨。

サイズがどうしても狭い

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画像はコーヒーを作ろうとしている際のテーブルの上。
右から
①エバニュー チタンウルトラライトクッカー深型S
②エバニュー チタンカップ400
③ポーレックス コーヒーミルミニ
たったこれだけでも机の上はいっぱいになります。

サイズに不安なら2つ買うことで連結可能

極論を言えばサイズに不安があれば思い切って2つ買ってしまえば良いのです。
それぐらいの手軽さがカスケードワイルドにはあります。
そして複数のテーブルはスナップボタンで結合可能です。
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2つになったときのサイズはキャプテンスタッグのアルミロールテーブルとほぼ同等です。

複数連結のメリットはサイズだけでなく安定性の増加もあります。
軽量なプラダン素材ゆえ、どうしても不安定な側面があるのですが、複数連結、つまり支柱が増え安定感が増します。 日帰りやインスタントのみの日は一つ、ガッツリ調理したい日は2つなどその日のスタイルに合わせるのもアリです。

ウルトラライトの足るを知る文化に触れることができ、軽量化のトリガーになる

あれ、アフィリエイトブログっぽく書いてみたけど、アフィリエイト登録すらしてない。 こういう記事スタイルも楽しかったのでよしとします。