【ちょっと座りたい時に】マジックマウンテンのトレイルチェアのススメ
アウトドア用のイスって色々ありますよね。
定番はヘリノックスのチェアワンでしょうか。
ソファのようにゆったり包み込まれるような座り心地なのに約1kg前後と軽量で類似品含め大人気です。
また、キャンプシーンにおいては雰囲気のあるカーミットチェアもまた人気です。
ミッドシェンチュリーの家具のような洗練されたデザインで、テントサイトの雰囲気をグッとよくしてくれます。
私はメインでヘリノックスのチェアワンの派生商品である「タクティカルチェア」をメインで使っています。
スポーティな雰囲気のチェアワンとは対照的に、「タクティカル」という言葉の通り少し男らしい雰囲気があります。
座り心地はチェアワン同様にとても良いのですが、ちょっとした不満もありました。
それは巷で言われているほどの「手軽さ」がないこと。
アウトドアチェアというジャンルでは圧倒的に軽い1kgという重量もバックパックキャンプの際に少し負担に感じます。
春~秋の晴天の日は外で座っている時間が長くなるのでそれも許容できます。
ただ、雨天の日や冬はどうでしょう。
外で座っている時間が相対的に短くなります。
組み立てが簡単とはいえ、長くて数時間の為に持ち出すのが負担に感じるようになりました。
地べたスタイルもありますが、やはり座りたい。
かと言って重たいイスを持ち出すのも億劫。
そんなわがままな事を考えていたある日、マジックマウンテンのトレイルチェアに出会いました。
正直なところ、この手の折り畳み椅子は避けていました。
背もたれがないことに抵抗があったし、何よりスタイリッシュじゃない。
ただ、実際に使用してみて案外アリだなと思いました。
目次
トレイルチェアの魅力
缶ジュースより軽い
トレイルチェアの魅力としてまず挙げられるのが重量です。
265gと350mlの缶ジュースより軽いです。
OD缶の一番小さいサイズ、110缶の重量が約220gほどなのでそれに少し毛が生えた程度。
冒頭で記述したタクティカルチェアが約1kgなので1/4ほどなので気軽に持ち出せる重さです。
ザックのサイドポケットに入るコンパクトさ
ナルゲンボトルの0.5Lや500mlのペットボトルより細く、ザックのサイドポケットにも収納できます。
「スペースがないから持っていかない」という選択を取る必要がなくなります。
折りたたみの手軽さ
そして何より折り畳みの手軽さが魅力です。
サイドポケットから出してさっと広げるだけ。
また、雨が降ってきて幕に籠もる際はワンタッチで収納できます。
この手軽さから結果的にヘリノックスよりも椅子に座る機会が増えました。
モンベル のトレールチェアとの比較
有名メーカーの類似品としてはモンベル の「トレールチェアー」があります。
マジックマウンテン製に拘りがなかった為、モンベル製でも良かったのですが、軽量コンパクトさの観点から私はマジックマウンテン製を選択しました。
とはいえ、モンベル製でも他のタイプのチェアより圧倒的に軽いですし、座高がそれぞれ異なる為、実際に座ってみて座り心地重視でも良いかもしれません。
モデル名 | 素材 | 重量 | 座面高 | 収納サイズ | 価格 | カラー |
---|---|---|---|---|---|---|
L.W.トレールチェア 26 | 本体:ポリエステル/フレーム:アルミニウム合金 | 363 | 26 | ∅7.5×34cm | 2860 | ブラック(BK)、ブルーブラック(BLBK)、シトロンイエロー(CYL)、ルビー(RUB) |
L.W.トレールチェア 33 | 本体:ポリエステル/フレーム:アルミニウム合金 | 416 | 33 | ∅7.5×43cm | 3300 | ブラック(BK)、ブルーブラック(BLBK)、シトロンイエロー(CYL)、ルビー(RUB) |
トレイルチェアーMC100 | 本体:ナイロン/フレーム ジェラルミン#7075 | 290 | 27 | 4730 |
重量にシビアになる登山にすら持っていこうと思える軽量コンパクトさ
ウルトラライト思考がなくても登山する際にヘリノックスの1kgというのは大きい数字です。
それぞれ価値観はありますが、キャンプと比較してより座っている時間が短い登山では持っていくという選択肢は私にはありません。
ただ、トレイルチェアの場合だと軽量コンパクトなので少し荷物に余裕がある時は装備入りを検討できるかなと思います。
座り心地
背もたれがあり包み込まれるような座り心地のヘリノックスと比較すると、快適とは言えません。
ただ、当初考えていたほどの不快感はありませんでした。
また、副次的に快適すぎないメリットもあって、椅子に座って動けなくなることがなく、機動力?が上がりました。
キャンプでは調理をしたり、物を取ったりと意外と動く機会が大きいので、それに対する億劫さがなくなりました。
まとめ
快適さと持ち出しやすさはトレードオフなのかなと私は思います。
ヘリノックスとトレイルチェア、1脚だけ選べと言われたら迷わずヘリノックスを選びます。
ただ、軽量コンパクトさが欲しい時、少しだけ座りたい時にあると便利なアイテムとしてトレイルチェアはお勧めです。