【レビュー】シリコン製で折りたためるXPOTケトル【シートゥサミット】
皆さんはどんなクッカーを使っていますか? 形、素材、重量といろいろな要素があり、選ぶ楽しみがあるギアですよね。
素材の定番で言うと、炊飯しやすいステンレスや軽量化を図ったチタン。 最近ではシリコン製の物も少しづつ取り扱いが増えてきました。 シリコンの魅力はなんと言っても、折りたたみできること。 パッキングの際に、収納スペース作りから開放されます。
そんなわけで私もシリコン製のクッカーを買ってみました。 購入したのは「シートゥサミットの XPOT ケトル」。 実際に使ってみると、金属製のクッカーとは違った特性があり面白いギアでした。
ポイント
- 折り畳めて円盤状になる
- おもちゃみたいだが、水切れがよくケトルとしても優秀
- シリコン製品の特性である匂い移りには注意
今日は実際にXPOTケトルを使ってみて、気づいたことを書いていこうと思います。
基本情報
概要
XPOTはオーストラリアのシートゥサミットと言うブランドから発売されているシリコン製のクッカーです。
独特のデザイン、素材使いでこれぞシートゥサミットと言った感じでしょう。
セールスポイントはなんと言っても折り畳めること。
折りたたむことで円盤状までサイズを小さくできます。
また、シリコンの熱伝導率の悪さを補うべく、底面は金属でできています。
これにより、一般的な金属クッカーに肉薄する熱伝導率になっています。
とはいえ、多少お湯が湧くのは遅いです。
仕様
- 容量 : 1.3リットル
- 重量 : 186g
- 価格(税込) : 4400円
- 備考 : 同メーカーのXマグを2つ収納可能(セット販売有)
レビュー
携帯性:折りたためてパッキングしやすい
シリコン製の特徴を活かし、円盤状に折りたたむことができます。
円盤状ならばザックの隙間に捻じ込みやすく、クッカーのスペース確保に煩わされる心配がなくなります。
スタッキング : 純正マグをスタッキング可能
画像は同シリーズのXマグ。
これがXPOTを折りたたんだ状態で2つ収納できます。
フリーズドライ製品などであれば、このセットだけで完結させることも可能。
水切れ : 水切れは良好。珈琲ドリップにも
アウトドア用のケトルって、水切れが微妙な物が多いですよね。
XPOTも期待していなかったのですが、思いの外水切れがいい。
コーヒーのハンドドリップにも使えるのではないでしょうか。
※点滴のようなドリップは流石に無理ですが
気に入った点
スタッキングしても収納サイズは円盤サイズ
ケトルとマグカップ2つ。
工夫次第では1泊2日程度ならこれだけで賄うことができますよね。
これらを折り畳めば円盤状で完結できるので、パッキング効率は最高です。
ただし、ちょっと重い。
気になる点
シリコンの匂いが取れない
シリコン製品の定め、、、のような物ですが、独特のシリコン臭がします。
洗剤などである程度軽減はされますが、無臭まではいきません。
コーヒーのように臭いをごまかせる用途なら良いのですが、繊細な調理には不向きです。
シリコンに料理の匂いが残りがちなので、水専用になってしまう
こちらもシリコン製の定め。
料理の匂いがシリコンに残りやすい。。。
可能であれば、お湯を沸かす程度に留めておくのが良いと思われます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
一般的な金属製クッカーとは違った特徴ばかりだったと思います。
特にポイントは3つ。
- 折り畳めて円盤状になる
- おもちゃみたいだが、水切れがよくケトルとしても優秀
- シリコン製品の特性である匂い移りには注意
癖の強い製品ではありますが、メリットも多くあるのでフィットする方には最良のクッカーになりえると思います。