サーマレストのエアマットがカビたので洗濯した話

3ヶ月ぶりのキャンプ。
意気揚々と幕内設営をしていると何かが臭う。 いろんな物をクンクンと嗅ぎ周り臭いのもとを特定。 恥ずかしながらエアマットをカビさせてしまいました。

「呼気で膨らませると内部がカビるよ!」
と仲間に口酸っぱく言われておりましたがズボラなので口でガッツリ膨らませていました。自業自得。
また、我が家の保管環境が特殊で湿度が90%以上あるので、それも一因だと思われます。

じゃあこのエアマット、どうするか?
そのまま処分してしまうのも手ではありますが、物は試しと洗濯にチャレンジ。
今日はそんなお話。

また、購入後1年(100泊以上使用)しましたので、これを気にちょっとしたレビューもしたいと思います。

  • 使い勝手はどうだったか?
  • また、同じ物を買うか などについても言及します。

カビはどんな感じ?

表面に黒かびがポツポツと

まずは画像を見ていただきましょう。

f:id:KandaMorioka:20211002122650j:plain

f:id:KandaMorioka:20211002122659j:plain

黒カビがポツポツと出ているのがわかると思います。
全体的に出ていますが、上部が多いかな。
これは春先などシュラフを掛け布団にして肌が直接触れていたためだと思います。
平たく言うと皮脂汚れがカビの餌に。。。

また臭いが少し、、、

全体的にほんわり匂いがします。
スルメのような匂い。。。
不幸中の幸いとして発見がソロキャンプの幕内だったので、他人に顰蹙を買うことはありませんでした。 もし、これがグループキャンプだったと思うとゾッとします。

エアーマット、どう洗う?

ネットでググってもあまり事例が出てきませんでした。
あまりいい選択ではないのでしょう。洗濯だけに←
経験値としてチャレンジしますが、非推奨です。
私自身、今後はこのマットをシビアな環境で使う予定はありません。

湯船で踏み洗い

f:id:KandaMorioka:20211002122936j:plain

エアーの吸入口がプラを使っているため、洗濯機は避け踏み洗いを行いました。
前の週に同じくダウンを踏み洗いしたので、すごくデジャブ感。

使用した洗剤はエマールお洒落着洗い

この手の選択の基本は中性洗剤。
薄めて使用すれば素材へのダメージも最小限に抑えられます。
私はエマール信者なのでこちら。

f:id:KandaMorioka:20211002122922j:plain

洗濯でカビは取れたのか?

匂いは取れました。
が、カビのあとは残ったままですね。
これは想定内なので、上出来です。

こんなタイミングだけど、レビュー

本格エアーマットにしてはリーズナブル

エアーマットってほんとピンキリですよね。
キャンプ用途なら安価なものもありますが、登山用途のモデルだと数万円なんてものも。
私が選んだプロライトプラスは登山用途の本格モデルながら1万円台中盤とリーズナブル。
これより高額なモデルは底冷えの耐久性(R値)が高かったり、よりコンパクトになったりします。
とはいえ、R値3.2と厳冬期を除く一般用とでは十分ですし、収納サイズもウルトラライトを意識していなければ十分コンパクト。
ちょうどいいスペックでこの価格だとかなりリーズナブルだと私は感じました。

収納サイズは山岳モデルにしては大きめ

上記の通り、上位モデルと比較するとやや大きめ。
なしではないけど、、、、ウルトラライト寄りの思想を持っているので少し嵩張るなぁという印象。
積極使用というよりは、「今日は荷物にゆとりがあるからちょっとリッチな就寝環境」って日用でした。

パンクリスク

エアーマットに切っても切り離せないのがパンクリスク。
ゴツゴツした岩場も何度も経験しましたし、自宅利用含め100泊ほど使用してパンクしていないのなら一般用途では問題なし?
言い出したらキリはないですが、リスクはあるので少しストレスでしたね。

ズボラな私にはフィットしなかった

この製品がというより、エアーマットがという話ですが、設営/撤収がネックでした。
特に撤収時の空気抜きは山岳テントの幕内ではストレス。
また、保管についても膨らました状態がベターなのでそちらもネック。

もう一度買うか?

初めてのエアーマットを選ぶ方には全力でお勧めしますが、私にはエアーマット自体あっていなかったのかも。
同じものは買い直さないと思います。

ネイチャーハイクのhiby3が気になる

タイトルの通り物欲の話。

2人使用で多少ゆったりできる山岳テントを探していました。
ガッチガチの登山用途ではなく、雨天時やちょっと身軽に動きたい時用に持っておきたいなと。

当初はモンベルのステラリッジ3型を購入予定でしたが、ちょっとオーバースペック。
登山用途も想定すると夢は広がりますが、昨今の登山ブームでテント場が争奪戦という噂もあり直近の使用はなさそう。
また、キャンプ用途だと注意していても焚き火の火の粉がつく恐れもあります。
ほぼ内定状態ではありましたが、懐具合を鑑みて購入は躊躇しておりました。

f:id:KandaMorioka:20211001084249j:plain

そんなタイミングでAmazonのオススメにタイトルのhiby3が!
どちらかというと所謂中華製テントは物欲の対象外でした。

f:id:KandaMorioka:20211001084306j:plain

ただ、自分の用途と照らし合わせてみるとなかなかにフィットしていたため、一気に物欲センサースイッチオン
特に気に入ったポイントは以下の3つ。√

価格がとにかくリーズナブル

もうこれに尽きます。
3人用でブランド物だと7万円くらいが相場でしょうか。
使用頻度を考えるとちょっと手が出しにくいのが本音ですが、hiby3だと2万円強。
まだ保有していないので品質が少し心配ではありますが、、、

吊り下げ式のインナーが雨天時に便利

インナーテントの形状として自立/吊り下げどちらにも利点はあります。
最近流行りのカンガルースタイルや夏場はインナーのみなど自立式の方が使い勝手はいいのでしょう。
ただ、自分が主に想定しているのは雨天時。
吊り下げ式だとインナーが雨に濡れる恐れがなく安心。
それにインナーを吊り下げた状態で収納していると設営が簡単そう。

キャンプ用途で使いやすいスペック

カリッカリの山岳テントと違い全室含めゆったりなサイズ感。
逆に登山だとデカすぎてテント場で設営場所に困りそう。
重量も山岳メーカーのエントリークラスくらいありますが、キャンプ用途だから問題なし。

f:id:KandaMorioka:20211001084514j:plain

ひと回り大きいhiby4もあるようで、どちらにするのか検討中。
hiby4はサイズ的に剛性を高めるため、生地厚が20→40Dにアップしているのだとか。
4の方がゆったりはしていますが、3の方が取り回しはしやすそう。
悩ましい。

近々購入してレビューします。

ULソロキャンパーによるファミキャン入門

キャンプを始めて早数年。
DDタープを使ったブッシュクラフトスタイルから始まり、回を重ねる事に重さが気になりULの方向へ。 もともとズボラということもあり、今では最低限の雨風を凌げたらいいくらいの感覚でどんどん荷物を削りベースウェイトは4kg以下。 快適性などはほぼ皆無。

パートナーとキャンプに行く際もソログルキャンのスタイルだった為、自分はこのスタイルで満足でした。 ただ、昨今の情勢もありソログルキャンNGを謳うキャンプ場も出てきました。 そこで思い切ってファミキャン道具をそろえてみようと立ち上がったのですが、、、 キャンプ歴=ULソロキャン歴な私はファミキャンに対する知識は皆無!! 「テ、テーブルだけで3kg!?」とビビり倒しておりますが、少しずつ道具集め&道具選考を進めております。

方向性

  • とにかく設営が楽がテーマ
  • ザ・ファミキャンみたいなブランド使ってみたい 例)コールマン
  • 軽自動車の後部座席以降で積み込みできる物量に抑える

予定では私にとってのベストシーズンである11月ぐらいには一通りそろえる予定。 既に買ったもの。そして現在検討中のモノをあーだこーだ言いながら挙げていこうと思います。

  1. 購入済み
  2. 購入検討中
  3. まとめ

購入済み

ファニチャー

イス:キャプテンスタッグ CSブラックレーベル アルミ背付ベンチ

ファミキャンと言えば鹿ベンチ!! カラバリ豊富ですが、とりあえず黒買っておけば安牌でしょ!って勢いで買いました← パッと開くだけで使えるので想像以上に便利! 別途イスを持っていくにしても、スペースがあれば車に積み込みたくなる。 「黒は汚れが目立つのでは」と購入当初懸念していましたが、さっと水拭きすれば大体の汚れはOK。 キャプテンスタッグのロゴがファミキャン感あっていい!

テーブル:クイックキャンプ ヴィンテージライン 折りたたみテーブル 120X60cm

各社が出している折り畳みテーブルのクイックキャンプ版。 木目調の柄に魅かれてこちらをチョイス。 金属部分を画角に入れないよう意識して料理を撮影するとウッドテーブルを使っているようにできる。 90cm幅と120cm幅の価格差が小さい為、大は小を兼ねるということで大きいほうを購入。 テーブルが広いとカセットコンロなど出しっぱなしでも邪魔にならないのが良い。 B5サイズのテーブルばかり使っていた私には広いだけで感動する。

照明

ランタンハンガー: DOD チンアナゴペグ2/コンパクトタープポール

下記LEDランタンを使用する程度なので取り回しの良い簡易ポールに落ち着いた。 鉄製の無骨なランタンハンガーの様にあるだけで様になるような代物ではないですが、必要十分。 ただし、やはりちょっとダサい。

ランタン:YaeiWorkers BEAM

・重量:410g ・明るさ:150-1200lm ・色調:白色/昼光色 切り替えあり ・バッテリー:16000mAh(MicroUSB充電) 今や乱立しているバッテリー利用可能なLEDランタン。 正直拘りはないが、知人が同モデルを利用しておりこれ一つでサイト全体を照らせることが分かっていたので同一モデルをチョイス。 面で照らせるので夜のフィールドワーク(えっちな意味じゃない)に使いやすかったり、料理など撮影する際も影ができにくく使いがってが良い。 欠点はMicroUSBで充電しないといけないところ。大容量バッテリーなのにTypeCではないので充電に時間が掛かる。

購入検討中

テント

2ルーム:ファシル(オガワキャンパル)

コールマン一択!と言いたいところだが、2人用途なのでよりコンパクトなこちらも候補。少し小さめなのでキャンプ場選びが少し楽(?)。あと左右対称でポールが全て同じものなので、設営で頭を使わなくて済む。

2ルーム:タフスクリーン2ルームハウスmdx+(コールマン)

ファミキャンといえば!2ルームといえば!ということでコールマン。機能とかどうでもいい。コールマンであるだけでファミキャン。純正テントマットが安い。

ロッジ:ファミリーエクスプローラープロタ8(ホワイトダック)

3X4mのコットンテント。コディアックキャンパスのほぼ色違い。ガイドラインを張り出す必要が無く設営場所選びが簡単、そしてロープに躓くことがない。4方に窓があるので、お籠もりしながら好きな窓を開けて景色も楽しめる。

シェルター:ヘキサライトエレメント(NEMO)

石油ストーブ

レインボーストーブ(トヨトミ)

KR-47A(トヨトミ)

かっちょいい。そして高火力かつ火力調整ができる。ただしサイズ感、、、

アルパカストーブ(アルパカストーブ)

使い勝手はよさそうだが、近年の値上げで値段がトヨトミと同じ、、、 レインボーストーブ→可愛い。ただし火力が、、、

カセットコンロ

マーベラス2(イワタニ)

開くだけでOKな購入カセットコンロ。あるだけで様になるオーラ。

焼き上手さん(イワタニ)

インスタでお洒落なキャンプ飯を調べると良く使われている。電気式と違い火力が安定しやすく日常用途でも便利らしい。鉄板を外せば簡易五徳として使える。

BBQコンロ

焚き火台(ユニフレーム)

BBQ後にそのまま焚火に移行できる。ただ、風に弱そう。

クールスパイダーステンレスグリル(コールマン)

BBQ専用という事だけあって使い勝手は〇。ただ、専用機だとめんどくさくなって使わなくなりそう。

炙りや2(イワタニ)

居酒屋でよく見るアレ。手軽に焼き物ができるん最高!ただし、後片付けがめんどくさそう。

寝具

レバー式GIコット(ハイランダー)

設営楽そう!重そう!!

エクストラデュラブルエアーベッドダブル(コールマン)

エクストラデュラブルエアーベッドダブル→家並みの快適さ!ただし収納サイズと膨らます機械が掃除機みたいな音で生活感がでそう、、、

まとめ

っといった感じで悩んでおります。 UL視点で言えば重量度外視なら何選んでも便利なのではと他人の柴は~って感じで思っておりましたが、ブームの影響かラインナップが豊富すぎて目移り。 また、昨今の情勢からか生産数が少ない上にブームで在庫切れのオンパレード。 テントとストーブは特になるはやで選ばないと今年の冬は間に合わなそうです。

2021年3、4月の買ってよかったもの5選

ちょっと間が空きましたが直近2ヶ月の買い物まとめ。

前月までは軽量化や機能性に振り切って揃えていました。
しかし、その反動からかここ2ヶ月はバランスの良いものを買い揃えていたようです。 無意識でしたが、リストアップすることでこういう気づきがあるのは面白いですね。

目次

  1. オールウェザーブランケット
  2. モンベル ロングテイルトレッキングアンブレラ
  3. イスカ フォールドアップクーラーS
  4. アライテント マップサコッシュ
  5. BoundlessVoyage チタン製ペグ

オールウェザーブランケット

アウトドアはじめたての頃、価格帯にビビって手が出せなかった一品。
確かに安価なレジャーシートは星の数ほどある。ただ、断熱性と耐久性に優れ、そのうえコンパクトとなると意外と対抗馬が居ない。

軽量シートってペラペラで少しでも風があると、撤収時の折りたたみに苦労することってありますよね。
こちらはコシのある生地なので、折りたたみやすくストレスが少ない。

サイズも絶妙で200*150cm。
ジャストとは行かずとも、二人用テントのグランドシートとしても活用できそう。
そこそこのブランドの純正グランドシートと比較しても、そう割高感はないですね。

モンベル ロングテイルトレッキングアンブレラ

雨の多いこれからの季節、装備に忍ばせやすい折り畳み傘。
登山でも使用する事を想定し、ロングテイルのモデルをチョイス。

市場ではもっと軽い製品もあるものの、自分が経験した中では最も軽い。
普段からバッグに忍ばせたくなる重量、サイズ感です。

難点は、、、致し方ないことではありますが、折りたたみ構造。
折り返して畳まなくてはならないのが煩わしく感じることもあります。
街中で何度も出し入れはしたくないなと言うのが正直な感想ですね。

イスカ フォールドアップクーラーS

徒歩キャンプをする際にクーラーボックスを持ち出すのって難しいですよね。
肉など腐るものだけ、こちらに入れて持ち出すようにしています。

保冷性能はほぼゼロですが、肉自体を冷凍させておけば半日ほどは持ちます。
帰りはロールアップすればコンパクトになるのも良い。

アライテント マップサコッシュ

サコッシュ難民だった私が辿り着いたアイテムがこちら。
チャック無しの折りたたみ構造なので、とにかくシンプル。

収納ポケットが多数あるモデルも確かにいい。
ただ、山行中に何も考えずにガサゴソと手探りでアクセスできるのは個人的にgood。
あと、全面のメッシュポケットがマスク入れがわりに使いやすい。

春キャンプの防寒は安価に済ませよう

寒い冬が終わり、キャンプに最適な季節の春がやってきました。
秋と並んで最もキャンプが盛況になるシーズンです。

高価な防寒ギアが不要なことからキャンプのハードルが下がりますし、なにより身軽。
日中の暖かさから、街に遊びに行くような服装でキャンプに望まれる方もいます。
しかし、春は寒暖差が激しい季節でもあります。
防寒対策をしていないことで、朝晩の冷え込みで凍えることも。
春にも防寒対策は必要
ですよ。

とはいえ、夏目前で高価な防寒ギアを買い増ししたくないというのが心情。
今回は安価でできる防寒対策をまとめてみました。

対策一覧

  1. 使い捨てカイロ
  2. ナルゲンボトル
  3. 防風着
  4. 軽量ダウン

使い捨てカイロ

手軽な防寒対策として第一に思いつくのが使い捨てカイロ。
安価で寒さを凌げるのならば、使わない手はないですよね。
おすすめなのは保温時間が8時間以上の製品。
就寝時に使うことを考えると、朝方まで暖かいものがいいでしょう。

ナルゲンボトル

アウトドアのウォーターボトルとして定番のナルゲンボトル。
耐熱性があるため、お湯を入れることで湯たんぽ代わりに使うことができます。
過去記事でナルゲンボトルの注意点を書いています。

yaeigeiko.hateblo.jp

防風着

春風(はるかぜ)、東風(とふ)、涅槃吹(ねはんぶき)など春の季語にもなっている風。
散歩の際に風から季節を感じるなんて赴きがあってよいものです。
しかし、キャンプにおいては寒さを感じるなんてことも。
キャンプでは静止している時間が長く、風により体温が奪われるためです。
対策としては防風着を持っておくことをおすすめします。
正直なところ、風を通さなければ何でもよいです。
もし、新規で購入されるのであれば下記がおすすめです。
防風の単機能のものとしては登山やランニング用の「ウィンドシェル」。
焚火にも使うのであれば、モンベル製の「フエゴパーカ」がおすすめです。

軽量ダウン

登山の世界では、真夏でも防寒用にダウンを装備するのが一般的。
気温だけみると大したことのない気温でも、薄着だと寒く感じることも。
冬の防寒対策ではないので、高価で大きなダウンでなくてもOK。
こちらはユニクロのウルトラライトダウンで十分です。

季節は違いますが、過去記事で冬キャンプでの就寝時の寒さ対策についての記事を書いています。
安価で試せるものもあるので、合わせて参考にしてください。

yaeigeiko.hateblo.jp

【レビュー】シリコン製で折りたためるXPOTケトル【シートゥサミット】

皆さんはどんなクッカーを使っていますか? 形、素材、重量といろいろな要素があり、選ぶ楽しみがあるギアですよね。

素材の定番で言うと、炊飯しやすいステンレスや軽量化を図ったチタン。 最近ではシリコン製の物も少しづつ取り扱いが増えてきました。 シリコンの魅力はなんと言っても、折りたたみできること。 パッキングの際に、収納スペース作りから開放されます。

そんなわけで私もシリコン製のクッカーを買ってみました。 購入したのは「シートゥサミットの XPOT ケトル」。 実際に使ってみると、金属製のクッカーとは違った特性があり面白いギアでした。

ポイント

  • 折り畳めて円盤状になる
  • おもちゃみたいだが、水切れがよくケトルとしても優秀
  • シリコン製品の特性である匂い移りには注意

今日は実際にXPOTケトルを使ってみて、気づいたことを書いていこうと思います。

  1. 基本情報
  2. レビュー
  3. 気に入った点
  4. 気になる点
  5. まとめ

基本情報

概要

XPOTはオーストラリアのシートゥサミットと言うブランドから発売されているシリコン製のクッカーです。
独特のデザイン、素材使いでこれぞシートゥサミットと言った感じでしょう。
セールスポイントはなんと言っても折り畳めること。
折りたたむことで円盤状までサイズを小さくできます。
また、シリコンの熱伝導率の悪さを補うべく、底面は金属でできています。
これにより、一般的な金属クッカーに肉薄する熱伝導率になっています。
とはいえ、多少お湯が湧くのは遅いです。

仕様

  • 容量 : 1.3リットル
  • 重量 : 186g
  • 価格(税込) : 4400円
  • 備考 : 同メーカーのXマグを2つ収納可能(セット販売有)

レビュー

携帯性:折りたためてパッキングしやすい

シリコン製の特徴を活かし、円盤状に折りたたむことができます。
円盤状ならばザックの隙間に捻じ込みやすく、クッカーのスペース確保に煩わされる心配がなくなります。

スタッキング : 純正マグをスタッキング可能

画像は同シリーズのXマグ。
これがXPOTを折りたたんだ状態で2つ収納できます。
フリーズドライ製品などであれば、このセットだけで完結させることも可能。
 

水切れ : 水切れは良好。珈琲ドリップにも

アウトドア用のケトルって、水切れが微妙な物が多いですよね。
XPOTも期待していなかったのですが、思いの外水切れがいい。
コーヒーのハンドドリップにも使えるのではないでしょうか。
※点滴のようなドリップは流石に無理ですが

気に入った点

スタッキングしても収納サイズは円盤サイズ

ケトルとマグカップ2つ。
工夫次第では1泊2日程度ならこれだけで賄うことができますよね。
これらを折り畳めば円盤状で完結できるので、パッキング効率は最高です。
ただし、ちょっと重い。

気になる点

シリコンの匂いが取れない

シリコン製品の定め、、、のような物ですが、独特のシリコン臭がします。
洗剤などである程度軽減はされますが、無臭まではいきません。
コーヒーのように臭いをごまかせる用途なら良いのですが、繊細な調理には不向きです。

シリコンに料理の匂いが残りがちなので、水専用になってしまう

こちらもシリコン製の定め。 料理の匂いがシリコンに残りやすい。。。
可能であれば、お湯を沸かす程度に留めておくのが良いと思われます。

まとめ

いかがだったでしょうか。
一般的な金属製クッカーとは違った特徴ばかりだったと思います。
特にポイントは3つ。

  • 折り畳めて円盤状になる
  • おもちゃみたいだが、水切れがよくケトルとしても優秀
  • シリコン製品の特性である匂い移りには注意

癖の強い製品ではありますが、メリットも多くあるのでフィットする方には最良のクッカーになりえると思います。

【ギア検討】3シーズン用軽量シュラフの新調について

現在、3シーズン用のシュラフを検討中。 タイトルの通り、軽量性重視で探しています。

ストイックに攻めるのであれば、SOLのエスケープヴィヴィ&インサレーションウェアなのでしょう。 私にはそこまでの勇気がないので、あくまでもシュラフとして検討。

色々とWeb、実店舗と調査した結果、以下の3つまで候補を絞れました。

  • OMM マウンテンレイド160 - Highland Designs TOP QUILT
  • モンベル ダウンハガー#3 ハーフレングス

まだ、購入まで至っていませんが、検討材料のメモ書きを残しておきます。

比較

まずはそれぞれの仕様の比較。
温度域については各製品の「confort温度」を参考にしました。
候補の中でモンベル製がこの温度域の性能が上回っており、どちらかというと#5が比較対象として適切なのでしょう。
しかし、#3と#5で価格差、重量差が少ない為、#3をチョイスしました。

プロダクト名 価格(税込) 収納サイズ 重量 温度域 素材
OMM マウンテンレイド160 37950円 22x15cm 450g 9度 プリマロフトゴールド with CrossCore
 Highland Designs TOP QUILT 25080円 未記載 360g  12度 プリマロフトゴールド with CrossCore
モンベル シームレスダウンハガー800# 3 ハーフレングス 26400円 12x24cm 340g   4度 800FPダウン

デザイン

マウンテンレイドは唯一のシュラフ型

今回の候補で唯一のマミー型シュラフ。
タイト気味に作られている為、快適性は低そうです。
ただ、マミー型はシュラフ内の暖かい空気を逃がしにくい特性があるので、多少寒くてもチョイ足しで何とか凌げそう。

軽量化の王道、キルト

ハイランドデザインのトップキルトは、いわゆるキルト型。
シュラフの下部はロフト潰れでどうせ性能が出せないので、思い切って失くしたモノ。
どうしても隙間ができるため、冷気が心配ではある。

モンベルは合理的なハーフレングス

名前の通り、半分だけシュラフ。 上部はナイロン素材でできており、インサレーションウェアを着込んでいればOK。
私は小柄な為、おそらくほぼ身体の部分はダウンで賄えそう。

素材

化繊モデルはプリマロフトゴールド

マウンテンレイドとトップキルトは、高級素材のプリマロフトゴールドを使用。
化繊は嵩張り、重量が出るのが一般的ですが、ダウンに肉薄する軽量コンパクトさを持っています。
モンベルはおなじみの800FPのダウン。
冬用で#1を保有していますが、ダウンの品質には満足しています。
どちらも軽量コンパクトとなると、違いとしては水濡れ時の性能でしょうか。
プリマロフトゴールド自体使ったことがありませんが、ダウンよりは水濡れに強いと思われます。

価格

一般的に化繊シュラフのほうが安価ではありますが、高品質な素材を使用している為、ダウンとの価格差はありませんね。

まとめ

候補のうち、キルトとハーフレングスが癖の強いギアなので、単純に性能比較、、、とはいきませんね。
夏までまだ時間があるので、もう少し検討してみます。